昨日コンパルホールであった講演会に行ってきました。
50名以上の参加者がアートルームに集まり『言葉の持つ力』についての講演を聞きました。
とても興味深い内容で、終始うなずいていました。
講演で心に残ったことを簡単にご紹介します。。。
『青い象を思い浮かべないで、ピンクの象を思い浮かべてください』って言われても、
青い象って言われたときにはもう青い象を思い浮かべってしまっている。
っていうことを言われたときにとてもイメージしやすくて、
頭の中に青やピンクの象がちらちらしていました。
皆さんもやってみてください。
子供のころの記憶は、感情とともに記憶されていて、しかられたときに≪不足していること≫を言われると
悲しみ・怒りの記憶が残る。
たとえば≪どうして○○は△△できないの!!!≫とか。
こどもを怒るときに、≪怒り方≫≪言い方≫≪伝え方≫を保護者が学べば子供の心が傷つかない。
子育て中でついつい言っちゃう否定語は。。。
×こぼすよ!! ×それダメ! ×あぶない! (それも語調が強い)
子育て中に上記と同じ内容を伝える言葉は。。。
○ゆっくりおちついてもっていってね。 ○やさしくもってね。
否定をされ続けた子供は、自分の意見を言うときに≪これでよいのかな?≫と自問自答して
自分の考えに疑問や不安感を抱き自分の考えに自信のない人間になっていく。
そして人に自分の考えや気持ちを伝えることができずにストレスを抱えて成長してしまう。
愛を与えられ、認められ、安心感を与えられた子供は、自己肯定感が芽生え
自分の気持ちや考えを言える人間になる。
叱るとき、伝えるときは怒らずに伝えたほうが効果があるそうです。
たとえば子供に怒って小言を言っても、子供の頭の中は
≪早くこの怒られている時間が終わらないかなぁ≫って
かんがえているだけなので効果がないそうです。
自分の子供のころを思い出してもそんな感じでしたよね。。。
大人になって、親になってついつい忘れちゃってるけど。。。
大人は時間に追われているからついつい≪早くしなさい!!≫≪まだできないの!!!≫って
言っちゃうけれど、愛のあるコミュニケーションは≪忍耐≫≪待つこと≫なんだって。。
確かに本来、子供は時間に追われてはいないよね。。。
子供は≪あと5分しかない≫なんて言わずに≪まだ5分もある≫って言うものね。。。
大人も時間の余裕も持たなきゃね。
日本は均一社会で個性が出にくい社会。
均一社会では、違うもの、目立つものに反応してしまい攻撃してしまったりするけれど
100人いれば100通りなんだ、人はみんな違うのだと他人を認め尊重することが大切。
ほんとに他と比べたりするんじゃなくって、みんなの個性を認め尊重するようになれば
もっと平和になるのでは。。。
あと家族の中でついつい忘れてしまっているのが
≪ありがとう≫≪ごめんなさい≫
ついつい家族って馴れ合いになってしまってて、してもらうのが当たり前とかになって
≪ありがとう≫≪ごめんなさい≫を言ってないよね。
セルフトークが大切。。。
セルフトークって何?????かっていうと≪自分自身との対話です。≫
どうしても私たちは、他人からの評価や言われたことで≪自分はこんな人なんだって≫
思い込むんだって。。。
それとか他人から言われた一言で傷ついたり怒りを感じたとき、≪被害者意識≫のなかに
浸らないように≪どうしてあんなことを言われてこんな感情になったんだろう≫って
分析してみることも大切なんだって。。。
文章で伝えるのは難しいね。。。
とにかく素敵な講演会でした。
そしてとっても素敵な先生でした。
また大分で講演会してほしいなぁ。。。